プランの組み方①世界一周航空券(世界一周チケット)の運賃について知る
まずは、これを知ってないとお話にならないので基礎知識として。
ここではスターアライアンスで世界一周チケットについてまとめますが、ワンワールドやスカイチームなどの航空連合からも同様のチケットが出ています。個人的に使い勝手が良いと考えるスターアライアンスのチケットをおすすめしたいですが、もちろん優先すべきは自分がよく使う航空会社が加盟している航空連合のものですね。
スターアライアンスの世界一周運賃はクラス、移動距離によって異なります。2週間という短期の場合は下記の表の中のSTAR1(29,000マイル以内)で十分に足りるはずです。
※スターアライアンス世界一周運賃ページより
意外なのがビジネスクラスの料金。予算に余裕がある人は、2週間という短期間の何度も乗り降りする機内ライフを快適に過ごすためにちょいと贅沢というのも良いかもしれません。
ここには諸国の空港使用税や燃油サーチャージが含まれていないので注意が必要です。
最新の情報はスターアライアンスの世界一周運賃のページで。
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プランの組み方②ネックになりそうな項目を確認する
第一に、日本を出発するならば帰着地も日本じゃないとダメで進行方法は一方だけです。つまり、太平洋を渡って東側に向かう右回りとその逆の左回りのどちらか一方にしか進めないのです。
このルールはアジア/ヨーロッパ/アメリカの3つの区分けをベースに考えているため、同一区域内ではこの限りではありませんが、他の区域に一度進んでしまうともう戻ることはできません。
OK:東京→タイ→フランス→ドイツ→アメリカ
NG:東京→タイ→フランス→アメリカ→ドイツ
次に旅行の期間。10日間未満で旅程を終えることが出来ません。世界一周運賃がいくら安いからといってニューヨークとパリを三日間ずつで日本に帰ってくる、っていう旅程はダメってことです。
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プランの組み方③訪れる場所を決める。
行きたい場所を考える
次に行きたい場所をリストアップして行けるかどうかの判断をします。
行きたい場所のリストを作って、どこの国のどの辺りに位置しているかを把握して空港のある都市からの距離感を確認します。(googleマップにマッピングすると楽しみながらできます)
都市部から遠く離れている場所やアクセスが悪い場所にある場合は短期間での旅行には不向きなので諦めましょう。
スターアライアンス加盟の航空会社が就航している国かどうかを確認
スターアライアンスの世界一周航空券を利用するなら、加盟の航空会社がその国へ飛行機を飛ばしていないと組み込むのは難しいです。メジャーな国へは大抵就航しています。
直行便がない国や、あっても特定の曜日しか就航していない国を訪れる場合は、その国を訪れる曜日から逆算してスケジュールをくんで行くと良いです。
何曜日にそこに行くか?
日程を確定させるために訪れる場所の休館日や祝日などを確認します。
短期滞在なので1日も無駄に出来ません。地球の歩き方などを参考にして定休日を確認して日程を決めましょう。例えばインドのタージ・マハルは金曜日はお休みです。この行程を先にやっておかないと、次のステップといったりきたりすることになります。
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プランの組み方④購入する航空券を確定させる
ざっくりと旅程を考えてみたら、世界一周運賃ご利用条件ページ内の「Book & Fly」というツールを使って組み立ててみるのが良いと思います。
少し癖のあつツールですが、組み立てた旅程がちゃんとすべてのルールに則っているかをチェックしてくれるためエラーが出ればそこを修正して再構築していくという作業が可能です。自分が行きたい場所と時間の制限の中で組み立てていくのはなかなか楽しい作業で時間を忘れてしまいます。
この行程が一番楽しくもあり、面倒でもあり。前の項目をしっかりと確定させておかないとせっかくくみ上げた旅程がパーになります。
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短期間の世界一周はどんな都市を選べばいい?
短期間での世界一周では短い時間でなるべくたくさんの見どころを訪れたいのでいろいろな制約があります。そんな制約の中で訪れやすい国、名所は以下の通り。
これらは空港が近い大都市からのアクセスが良いため短い時間で行って帰ってくることが可能です。ただし、行きやすい国ばかりを選ぶと東南アジア→ヨーロッパ→アメリカという悪い意味で無難なコースになりがち。そこでロシア、エジプト、カナダ、メキシコなどの国を加えると、ぐっと旅程に幅が出てきます。これらの国はスターアライアンスが就航しており、見所の多い国のためおすすめです。
逆に向いていない国は?
- マチュピチュ
- ウユニ塩湖
- 中東の国々
残念ながらこれらの目的地は短期間の世界一周には向きません。理由は直通便が少ないため。単なる乗り継ぎなら良いのですが、『乗り継ぎ便に乗るためには火曜日or木曜日の朝一番に空港にいないとならない」というように短期間の旅行者にはつらい条件になり、スケジュールを思いっきり縛られるためです。
また遺跡のある場所が空港のある大都市から比較的離れているというのも理由としてあります。
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